ある、髪のカラフルなチンピラが、
漫画雑誌を立ち読みにやってきた・・・。
だが発売日を数日すぎたその日、
目的の雑誌は一冊しか売れ残っておらず、
その一冊は一人の少年が立ち読みしていた。
目的にしていた雑誌が人の手にあることで
イラついたカラフルな馬鹿者は、
脅しつけて奪うことにした。
「おいこら、のけ」
少年は無視を決め込んで立ち読みを続ける。
「聞こえとんのか、のけ言うとんのじゃ」
決まり文句の常套句はしかし、いつものように
相手を震え上がらせない。
この事実が馬鹿者を実力行使に出させた。
「おい、聞いとんのか!?」
肩をつかみ、自分のほうを向かせ、
過去多くの中学生を威嚇してきた
自慢のガンツケを飛ばす!!
少年が口を開きだす。
馬鹿者は笑った、屈服の言葉が飛び出すのを確信して!
「・・・まんこ」
「え?」
「まんこ」
ワケがわからなかった。
目をそらし、服従の目で謝罪しながら
場所と雑誌を譲るはずだった少年の口から飛び出した言葉はしかし、
「まんこっ」
「え、いや、あの」
「まんこ?」
「あの、ね、おれ、たちよみ、したくて」
「まんこ〜」
「ご・・・ごめん」
馬鹿者は逆に目をそらし、萎縮して立ち去った。
後に少年は語る。
「まんこってほんま万能やわ、
オマエも仕事中客にからまれたら使ってみ」
絶対いやじゃ!
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