人型起動作業機、AM<アクト・マニピレータ>
来るべき21世紀の象徴ともなりうる
その人類の英知の結晶は瞬く間に世界中に広まり、
様々な産業で革命を興した。
企業はこぞってその開発に着手し、
新たな技術の発見開発はさらなるAMの進化を呼ぶ。
このSF映画から抜け出してきたかのような土木作業機械が
ごく当然にそこにあるものと受け入れられはじめ、
その開発競争の最先端を走るいくつかの国、
いくつかの企業が基盤を築きおえた時、誰かが思った。
『せっかくのロボットだし戦わせてぇなぁ』
画して各企業のプロモーションをかねた見得の張り合い、
戦闘用に改造されたAMによるバトル・コロッセウム
<ナイツ・オブ・ラウンド>が開催された。
人々は熱狂に包まれた。
そこに未来があった。
夢があった。
そもそも主催サイドの責任者がキラキラと夢に溢れた目で
『いやもうあれ、ルールなんて最低限でいいじゃん!
ロボットはロマンだよ?
よりかっこいい方が勝ち!
火薬? レーザー? 何でもあり!』
とか言いきっちゃったもんだから
審判とは名ばかりの審査員の皆さんにアピールするための
ビックリギミックやら必殺技のオンパレード。
一度撃ったら自機の肩関節までふっとぶロケットパンチ、
隙を見て相手機体に高純度金属貼り付けて
水ぶっかけて爆発させるゲッタービームに
超巨大な武士沢ブレード。
一年に一度やってる来るお祭りに人類は夢中になるのだった。
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